2011-04-05
280)歩道橋
私の行きつけの定職屋さんが道路の向こう側にあるので、昼食時にはほとんど毎日お世話になる歩道橋だ。
その歩道橋を取り壊して、平坦な横断歩道にするための工事が進行中である。着工したのは昨年の12月初めだったからもう5ヶ月経つ。しばらく通行禁止になり、遠回りしなければいけない期間もあったが、今はもう横断歩道や信号機も出来た。
歩道橋はロの字の2方向が撤去されて、今日はまだL 字の姿を晒している。
文明が発達して車社会になり、車優先、人は階段を登れという時代の産物が歩道橋だ。時を経て高齢化社会に突入し、足腰の弱った年寄りには歩道橋は難儀な代物になった。もう少し人間を大切にしようや、という考えが歩道橋撤去の背景にあるのだろうと思う。
横断歩道を渡れるようになって数日。少しくらい信号待ちをしたとしても、横断歩道の方がずっと楽だなあ、と実感しつつ定食屋に通っている。(2011.04.05)