2011-09-28
327) はたらく
昔、同じ会社に籍をおいた仲間と出会うことがある。
昨日は、朝と夕方、それぞれ別人の仲間に会った。
この歳になると、背広姿が奇妙に映るのだろう。
そんな時、「元気そうだね」 という枕詞に続いて、
必ず聞かれる質問がある。
「まだ働いているのか?」
「うーん、働いているようないないような-----」
とか何とか、訳の分からない答をかえしてしまう。
「週に何回ぐらい出ているのか、2~3回か?」
「いやー、毎日出ているけど----」
と、これは正直に答える。
「常勤かー、元気だなー」「頑張ってるねー」
「頑張ってるというか、まあ、健康のために-----」
とか何とか、また訳の分からないことを言う。
この歳になって、毎日会社に出勤できているのは、
まことにありがたいことではある。しかしその反面で-----
何やら気恥ずかしい気持ちも存在する-----のである。
(2011.09.28)