新聞、テレビで騒がれているニュースが判らない。
良いことなのか、悪いことなのかさえ判らない。
これからどんな結論が出て、どう動くのか判らない。

まずはTPPというもの。
環太平洋戦略的経済連携協定と訳されている。
識者にも賛成意見、反対意見があって、
どちらも譲る気配がない。
日本経済発展のために避けて通れない途だという。
参加しないことには日本経済は衰退するしかないという。

一方で日本の農業・漁業が大打撃を受けるという。
農業・漁業だけではない、
医師会が反対しているというニュースには驚いた。
我国の皆保険制度が壊れるのだとか。
日本亡国への道だという人もいる。

そんな大変な問題なのに、
何が良くて、何が良くないのか、
その中味はちっとも判らない。

そして増税。
これも賛成意見、反対意見、収束する気配はない。
後の世代に借金の山を残すわけにいかないという賛成論。
一方で今増税したら経済が縮小して、
日本はもう立ち直れなくなるという反対論。

震災復興資金についても現役世代で返済すべきだ、
いや何十年に一度しかない震災の復興資金は、
後々の世代に亘って負担するのが公平だ、
と議論は尽きない。

原子力発電の将来についても、
沖縄の基地問題についても、
難しい問題はどれもこれも先が判らない。
　　　　　　　　　　（2011.10.26）