2011-11-17
354) プロ野球日本シリーズ
ソフトバンクの本拠地福岡での第1、第2戦。
和田も杉内も好投したのに打線が振るわず
その上守護神馬原が不調で
どちらも延長10回、2対1で敗退した。
接戦を得意とする中日のペース。
流れは完全に中日有利である。
テレビ応援をする気も薄れてしまった。
球場を名古屋に移しての第3戦
ようやくソフトバンクが一矢を報いたものの
まだまだ流れは中日に傾いていた。
第4戦、ソフトバンクは初回に2点を先取したものの
2回以降、打線が沈黙したまま追加点が奪えず
次第に重苦しい雰囲気につつまれた。
ソフトバンクがモタモタしているうちに
一方の中日は5回に1点を返した。勢いは中日。
直後の6回、制球の定まらなかった先発ホールトンが
無死満塁の絶対的ピンチをまねいて降板した。
圧巻はそのピンチを背負った森福の力投だった。
誰でもびびるような場面である。しかし森福は・・
小さな身体で闘志満々立ち向かい、3人を切ってとった。
森福は続く7回も打者3人で片付けて
流れをソフトバンクに引き戻した。
後を継いだファルケンボーグも、森福の勢いそのまま
8回、9回を3人ずつで片付けてゲームセット。
6回の攻防がこの試合の全てだったような気がする。
のみならず、あの6回の森福の力投が
今年の日本シリーズの行方を決める
転換点になるのではないかと思う。
(2011.11.17)