2012-02-28
376) カウンセリングを学ぶ仲間たち
数年前、9ヶ月に亘るカウンセリングの研修を一緒に受講した仲間たちの、年に一度の懇親旅行だ。12人の同期生のうち、体調不良や用事で参加できなかった人もおり、今年は9名が集まった。
カウンセリング活動以外に何をしているのか、その9名の暮らしぶりを詳しくは知らない。何かの折に偶然耳にした、以下の私の記憶には間違いがあるかもしれない。個人情報に触れるかもしれない。許可も得ずにこの場に登場してもらうことを、ままよ、みなさん目を瞑ってくださいませ。
Aさん・・民間企業を定年退職した後、家裁の調停員をつとめ、知的障害者を支援するNPO法人の役員を引き受け、カメラを肩にタウン誌の記者として走り回ったりと、活動的な毎日のようだ。
Bさん・・定年を待たずに勤めを辞め、両親の介護につとめる親孝行。英語が堪能な彼女の趣味は海外旅行。元気に動けるうちにと、周囲の協力を得ながら、毎年の海外旅行は欠かさない。
Cさん・・民間企業を定年後、請われて某大学に非常勤で勤め、学生さんの就職活動を支援している。かたわら、自らも東京の大学の通信教育過程で、心理学の勉強をしている。
Dさん・・民間企業にパートとして働きながら、カウンセリングにかかわっている。いつも前向きで、世話好きだし、新しいものへの好奇心も旺盛だ。
Eさん・・学習塾を経営しながら5人の子供を育て上げた豪傑母さんだ。子供さんたちの結婚も相次いでおり、みんなが巣立つ日も近いようだ。彼女の活動の範囲はさらに広がることだろう。
Fさん・・民間企業の現役社員。工場の安全衛生部門で、社員の健康管理に関する企画運営を担当しており、カウンセリングの知識は色んな所で生きているようだ。
Gさん・・10年前に東京から鹿児島に転居、主婦業のかたわら、家でピアノを教えたり、頼まれて学校の非常勤の音楽教師をしている。今回の旅行での発見、彼女の歩行速度の早いのに驚いた。
Hさん・・看護師さん、民間企業の現役保健師さんだ。日々の業務がそのままカウンセリングの世界である。厳しい企業環境のもと、メンタルヘルス対策に力を発揮しているようだ。
老年期の人格の特徴として、人間関係が希薄になり、偏屈になりがちだといわれる。私ももうすぐ70歳、この歳にしてこのような新たな出会い、豊かな出会いに恵まれたことは幸運だったと言うしかない。ひとえにカウンセリングを学んだお陰である。(2012.02.28)