2012-03-12
378) 中本健太郎選手オリンピックへ
男子代表選手について、藤原新選手と山本亮選手の2人はほぼ決まり、3人目が微妙と言われていた。その3人目の代表に安川電機陸上部所属の中本健太郎選手が決まった。
安川電機からオリンピック選手が出るのは初めてのことである。陸上部関係者は勿論だが、社員一同喜びに沸いていることだろう。安川電機卒業生の一人として私も大きな祝福を贈りたい。
安川電機に陸上部が誕生したのは何十年も前になる。不況の最中、会社の業績が低迷して苦しんでいる時だった。公私にわたって可愛がってもらった柴田総務部長が、社員の士気高揚と一体感の育成を狙って創部したものだった。当時九州陸協の会長をつとめていた、安川会長の強い後押しもあったと聞いている。素人に毛の生えたようなメンバーでスタートした陸上部から、ついにオリンピック選手が誕生することを亡き柴田さんは予想していただろうか。いやきっと、天国の柴田さんは「遅すぎたよ」と言っているような気がする。
中本選手のオリンピックでの活躍を期待するや大である。(2012.03.12)