2012-05-21
396) 大相撲5月場所
稀勢の里なぞは、星2つの差で絶対有利な立場を築き、そして最後まで優勝候補の先頭を走っていた。ところが優勝を意識し過ぎたのか、最後にばたばたと崩れてしまった。
結果として優勝したのは、またもやモンゴル出身の37歳、幕内7枚目の旭天鵬だった。
ここ数年、日本人が優勝した場所を思い出すことが出来ない。日本人は何年間優勝していないのだろうか、と記憶を辿っていたら、テレビ画面に「6年ぶりの日本人優勝」と言うテロップが流れた。一瞬頭の中が混乱した。旭天鵬は日本国籍をとっているので日本人らしい。それはそれでいいとして、旭天鵬がモンゴル出身の力士であることには変わりがない。
この報道は、結局、日本生まれの日本人からは6年以上優勝者が出ていないということをも意味する。日本人はもう相撲に向かない人種に変化してしまったのではないだろうか、はては大相撲を「国技」と呼び続けるのは実情にあっているのだろうか・・・などと思ってしまった。(2012.05.21)