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てげてげブログ
2013-04-15

457) 孫の帰国

  オーストラリアにいる孫2人が、昨夜、母親に連れられて帰ってきた。

  6年生の女の子(初:うい)と3年生の男の子(雄:ゆう)である。彼達の住むキャンベラには日本人学校がない。このため現地の学校に通い、現地の子供たちと一緒に学んでいる。

  雄は本来2年生のはずだが、4月生まれの彼はオーストラリアの学制では3年生に編入されるらしい。しかも在籍するのは3年生と4年生の混成クラスだという。3年生は2クラス編成するには人数が少ないし、1クラスにするには多すぎるというので、3年生だけの1クラスと4年生との混成クラスに分かれているとか。日本ではちょっと考えられない発想だ。

  昨夜聞いたところでは1年生から6年生まで教科書がないらしい。教科書なしでどんな授業をするのか聞いてみたがよくわからない。色々なテーマについて調べたり話し合ったりするようだ。

  驚くようなことがいくつかあったが、子供たちの自由意思が非常に尊重される教育制度らしいというのもその一つだ。運動会や学芸会、遠足、キャンプみたいな学校行事も、参加・不参加はその子供の意思次第だという。参加を望まない子供達が、行事当日に親と一緒にショッピングしたり図書館で読書したりという姿を見かけるのも珍しくないと聞いた。

  今回の孫たちの帰国は、雄が日本の小学校に4週間ほど体験入学するためだ。雄がそれを希望したからだという。「初めてだから行ってみたかった」と言う彼は、オーストラリアにはない給食をとても楽しみにしている。
  初はといったら行きたくないから行かないという。注目されるのは嫌いだからという理由である。次男夫婦の子育てもオーストラリア流に子供の自由意志を尊重する方針のようだ。(2013.04.15)

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