2013-04-16
458) 四月七日の桜
ここで書きたいのは、その手紙の中に紹介されていた、ゼミメンバーの一人であるノンフィクション作家『中田整一』くんの最新作発刊のことである。
『四月七日の桜・・・・・戦艦「大和」と伊藤整一の最期』という作品で、ハードカバー300ページの大作である。
早速本屋に走った。何十冊か平積みしてあった。中から一冊を買い求めてきた。
帯の表には『山本五十六に最も信頼された男が家族を思うとき・・・・・司令長官として「大和」とともに沈んだ父、沖縄へ出撃した特攻機で散った息子、二人を追うように娘を残して逝った母、伊藤が植えた桜は今もその命日を忘れない』とある。
また帯裏には『開戦を疑い、特攻に反対した海軍大将は、最期に多くの若い命を救い、沖縄へ向かった。』と記されている。
面白そうだが、手元には読みかけの本が何冊かある。『四月七日の桜』はかなりボリュームもあるし、読み始めるのは暫く先のことになりそうだ。今日は中味を抜きにした本の宣伝だけに留める。興味ある方にご一読をお願いするのも友人の務めかもしれない。
ちなみに著者中田整一(偶然にも主人公と同名だが)くんには多数の著作があり、各種受賞も多い。経歴書から拾ってみると文化庁芸術祭優秀作品賞、日本新聞協会賞、毎日出版文化賞、吉田茂賞、講談社ノンフィクション賞などがあがっている。(2013.04.16)