2014-01-16
523) 71歳はまだ若い?
このところ体力の衰えを実感することが多くなった。
身体面では疲れやすくて回復が遅く、粘りがなくなった。
最近は、定時に会社に出るのを辛く感じる時もある。
頭(脳力)となると、これはさらに深刻だ。
思考力も弱っているのだろうがより深刻なのは忘却力だ。
あれもこれも、すべては忘却の彼方に飛んでしまう。
会った人の名前などは、はじめから覚えるのを諦めている。
このままでは会社にも社員のみんなにも迷惑をかけるだろう。
そろそろ自分の引退について真剣に考える時がきたようだ。
引退するにも最適な時期や方法を選ばなければいけない。
最近はそんなことを考える時間が増えていた。
話変わって、76歳、熊本の殿様の話である。
激しい選挙戦に打って出て全く新しい仕事に挑戦するという。
都知事というのは色々苦労の多い激務だろうと思う。
激務をこなして4年の任期が終わるのは殿が80歳の時である。
殿のチャレンジ精神や若さに呆れもし、感心もした。
同時に、自分のことを振り返ってみるチャンスにもなった。
71歳で老け込むのは少し早いのかもしれない。
あとひと一踏ん張り世の中のお役にたてるのかもしれない。
しかし周囲から老害と言われるような存在にはなりたくはない。
自分一人でその見極めが難しいなら周りの意見も聞いてみよう。
ともかく今後の生き方をもう一度考え直してみようと思う。
殿の都知事選出馬が引き起こした小さな波紋のひとつである。
(2014.01.16)