2014-02-28
551) 精子提供サイト
世の中には「私の精子を無償で提供します」という匿名のサイトが40前後もあるのだという。そこで精子の提供を受けて、妊娠したり出産した例もあると放送していた。
顔はぼかしてあるものの、提供した人やされた人が実際に登場して何やら話していた。信じられない話だが、嘘ではないのだろう。
提供される側で以外だったのは、独身の女性が多かったことだ。
仕事に打ち込んでいて気が付いたら40歳前後にもなっていた、もうすぐ自分は妊娠できない年齢になる、という焦り。出来るかどうか分からない結婚を待ってはいられない、しかし子供は欲しい・・・そんな女性が利用するそうだ。
女性が精子提供サイトに連絡をとって街角で男性と会う、女性からプラスチックの容器を受け取った男性は近くの公衆トイレに入る、30分後に同じ場所で落ち合って中味の入った容器を女性に渡す・・・というような場面が写されていた。
男性が公衆トイレの中で何をするのか、想像できないことはない。受け取った女性はそれを自分の体内に挿入するのだというが、そこには想像が及ばない。自宅まで持ち帰っていては中味が腐ってしまわないだろうか、女性も近くの公衆トイレかホテルを使うのだろうか・・・これは余計な心配だ。
専門家は感染症のことを心配していた。エイズや性病をはじめ病気のことは勿論心配だ。生まれてきた子供がどうなるのかはもっと心配だ。子供はいずれ自分の父親に関心をもつ。別れたとか死んだとか誤魔化しても「どんなお父さんだったの?」と聞くだろう。「街角でもらってきたのよ」とは言えない。
ネット社会になってから信じられないような事件がもちあがる。見も知らぬ人達がネットを通じて集まって、集団自殺したという事件を記憶している。ネットで呼びかけて、銀行強盗か何か、犯罪をおこしたという事件もあった。出会い系サイトが取り持つ性犯罪はしょっちゅうだ。匿名で不特定多数に発信できるネット社会では、これからも不思議なことがおこりそうだ。(2014.02.28)