土日、ちょっと早い花見と洒落込んだ。新聞に載っていたそうで、老妻の提案に従ったものだ。

　　一昨日は宗像の「鎮國寺」に彼岸桜を見に行った。梅の大木の脇に、小ぶりの桜の木が数本花をつけていた。花の種類を示すものか「江戸彼岸」と墨書された木札をぶら下げていた。木も小ぶりだが花も小さい。咲き具合からみて、時期としては満開なのかもしれない。梅よりはいくらか華やかだが、ソメイヨシノとは比べようもない地味な花だった。わざわざ新聞の記事にするほどのこともないのでは・・・というのが正直な感想だった。

　　昨日はミモザの花を愛でに「到津の杜動物園」に出掛けた。華やかな黄色い花が5分咲きの状態だった。小さな若い木は気が早いのか開いた花が多かったが、大きい木はまだつぼみのままが多かった。大きな木も小さな木も、みんな満開になったらまぶしいほどに華やかだろうなと、その様を想像しながら木の間を歩いた。

　　動物園だから当然動物も見て楽しんだ。爺やと婆やが孫も連れずに二人して動物園の中をブラブラしている姿は、大勢の親子連れからみたら、奇異な光景に映ったかもしれない。（2014.03.03）