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てげてげブログ
2014-04-23

584) 入学式

『 埼玉の県立高校で、新入生の担任教諭4人が入学式を欠席した。いずれも自分の子の入学式に出席するためだったと報じられると、ネットやテレビなどで議論が沸騰。先生の職業倫理に反するのか。今どき、教師にもワークライフバランスを認めて当然か。賛否は真っ二つに割れている。 』


  インターネットニュースの冒頭部分を転記したものである。賛否が割れているというのなら、私もどちらかに味方せねばなるまい。


  2年生や3年生の始業式ならまだ良い。入学式はその高校に登校する最初の日である。憧れの高校に合格して喜びにはちきれんばかりの子もいるだろう。第一志望校ではなくて気落ちしている子もいるかもしれない。どんな担任にあたるだろうか、期待と不安の初日である。そんな初日に、担任の先生が欠席?・・・そりゃないと思う。


  ワークライフバランスという言葉が暴走して、どんな時でも私生活を優先するのが美徳みたいな空気が世の中に充満している。家庭を犠牲にしても仕事を優先させた過去の世相の反動かもしれない。

  私生活優先も、時と場合によるだろう。周囲におよぼす影響があまりにも大きい場合には、私生活をある程度犠牲にするのも致し方ないのではないか。それこそワークとライフのバランスじゃないかと思うのだが・・・。


  教師という仕事が聖職だとは決して思わない。しかし自分の子供の入学式よりも、担任の子供たちの入学式に出席する、それくらいの使命感は持って欲しいと思う。(2014.04.23)

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