2017-05-24
1055) 自爆テロ
またもやヨーロッパ(英国・マンチェスター)で自爆テロ。
コンサートに集まった若者を中心に死者22人、負傷者多数。
犯人はリビア系(両親がリビア亡命者)の英国人だという。
犯行後、IS(イスラム国)が犯行声明を出した。
イスラム過激派のテロ事件は止むことがない。
欧米では各国ともテロ事件発生前の防止に懸命の努力を払っている。
実際にテロ準備中に犯人を逮捕したというニュースもいくつか記憶にある。
それでも事前防止を完璧にすることの難しさを教えてくれる今回のテロだ。
何の罪もない一般市民が、突然、大量に殺傷される。
そういう悲惨なテロを野放しにしておくことは許されないことだ。
完璧な防止が不可能であったとしても、未然防止に向けた各国の努力は貴重なものだ。
未然防止のためには事件の準備段階においてこれを把握することが必要だ。
ひるがえって日本では「テロ等準備罪」をめぐる議論が賑やかだ。
あんなこと、こんなことが起きそうだと、いもしない幽霊を恐れた議論が多いように感じる。
日本だっていつまでもテロと無縁な社会であり続けることはできないだろう。
国会でいつまでも実りのない駆け引きをしている時期ではなかろうと思うのだが・・。
(2017.05.24)