一昨日、土曜日、若松高塔山の紫陽花祭りに出掛けた。

自分の楽しみに併せて、家内の運動不足解消も狙ってだ。

例によって市営バスとＪＲを乗り継いで若松駅に着く。

駅から会場までは無料の送迎バスが走っていて至極便利だ。

例年に比べて、山上の紫陽花は色褪せて紫陽花特有の華やかさがない。

それに花にボリュームがなく、花姿が萎れ加減でもあった。

係の人は、雨が降らないせいだと気の毒そうに話していた。

紫陽花は梅雨時の花、その雨が梅雨入り宣言以来降っていないのだ。

ボランティアのおじさんに案内してもらって会場をまわった。

木陰の紫陽花、山の中の紫陽花はそれでも鮮やかに咲いていた。

山の中には、珍しいヤマアジサイが何十種類も植えられていた。

日本全国、各地の山から集めてきたのだという。

ヤマアジサイは華やかではないがそれぞれに個性があって清楚な美しさだった。

多くはガクアジサイだったが、紫陽花の先祖はガクアジサイなのだそうだ。

周りの花みたいのがガクで、中の花芯みたいのが花だという。

ガクにも一重のガクや八重のガクがあり、形も色も様々だった。

ボランティアの説明は素朴で良かったし、季節の花を愛でていい休日だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2017.06.19）