2017-06-21
1067) 森鴎外旧居
事務所のすぐ近く、歩いて5分位の所に北九州市の指定文化財になっている史跡がある。明治の文豪として名高い「森鴎外」の旧居である。
鴎外が旧陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任してきた時に住んでいた日本家屋で当時は京町にあった。北九州市ではこれを購入、復元修理して現在の場所(鍛治町)に移転した。離婚して単身赴任していた鴎外はお手伝いさんを雇って、6間あるこの日本家屋に住んでいたという。鴎外の「鶏」という作品にはこの家屋のことが描写されているらしい。
飲食店ビルが軒を連ねる繁華街のど真ん中に、広い庭と生け垣に囲まれた鴎外旧居はそこだけ別世界のように佇んでいる。いつ行ってみても開け放たれていて、管理人の姿も見えない。居室には自由に上り込んで見学することができる。入館無料。(2017.06.21)