1257) 水彩画教室について思う
水彩画教室は先生や熱心な古参会員が中心になって、公民館の一室を借りて自主的な講座を継続することになった。私も再開教室に参加させてもらった。あれから何年経つだろうか、3年か、あるいは5年か(?)飽きっぽい私としては、感心にもまだ続いている。
教室のメンバーについて触れておく。先生はもうすぐ80歳に手が届く女性。受講生は女性が5人、男性が3人、合計8人の小所帯。年齢は一番若い人が60代後半、一番の年配者は80代前半。スタート当初は90代や80代後半の大ベテランがいらっしゃったが、健康上の理由で退会された。いずれにしても80代の私を含めて、一般社会に比べたら相当な高齢化社会である。趣味でも楽しもうかと思いたつのは一般的には現役を退いた後のこと、メンバーが高齢化するのは仕方のないことだろう。サークルを切り盛りする幹事は70代半ばの女性だが、活動的でまだまだ若々しい。
画材は自由。花や静物や風景など、各人思い思いに描いている。室外には出ないのであらかたは写真を見て描く。最後に先生に見てもらうと色々と口頭指導されたり、実際に手を入れてもらえる。途端に眠ったり、死んでいた絵がいきいきと生きてくる。
最後に私の腕前についても触れておかねばなるまい。何年間もの間、あまり上達していないと認識している。デッサンはまずまず出来る(と思う)のだが、色を付ける段になると途端に迷子になる。一昨日の教室でも途方に暮れて後半1時間は他の人が描くのを見て過ごした。
もっともこれは始める前からある程度予期していたことではある。生来の色盲だから私には本当の色が分らないのだ。見ても分からない色を想像して書く、それもボケの進行防止に役立つはずだ、そう考えて始めた水彩画だ、迷子になるのも想定内だ、これからも頑張ろうじゃないか・・と自分に言い聞かせて続けている。
(2023/5/10)