近々、太宰府天満宮に行かねばならぬ。合格祈願の絵馬を掛けてきてやる、と東京に住まう孫に約束したのだ。孫から頼まれたわけではない、ジージの押しかけ約束だ。

　孫は高校3年生、来年大学受験だが、九州に住まうジージとしては、何の手伝いもしてやれない。せめて学問の神様、太宰府天満宮にお参りしてやるくらいしか手伝う手立てを思いつかない。

　ジージの申し出に孫は「ありがとう」とは言ったものの、本当にありがたいと思っているのかどうか分からない。「そんなもの効かないよ。自分の力で合格するから心配ないよ」と、有難迷惑がっていそうな気がする。

　それでもまあいいや、ジージの出来ることをやるだけさ・・・

　ところで、わざわざ遠方まで出かけて掛けた絵馬は、数が増えて満杯になったらどうするのだろう？あまり早くからお参りすると捨てられて御利益がなくなるのでは？・・・心配になって天満宮に電話で聞いてみた。巫女さんが「いっぱいになる都度、きちんと箱に収めて、お参りの場所に置きますから、何時見えられても御利益はかわりませんよ」とのたまった。

　梅雨が明けて天気のいい日にお参りに行くことにしよう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　（2023/06/02）