2023-07-14
1299)身の上相談
「身の上相談」(読売新聞では「人生案内」)に掲載される問題は、相談者本人にとっては極めて重要な問題なのだろう。だからこそ、相談したのだろう。しかし何の関係もない第三者から見ると、その中身は、どうでもいいじゃないか、どっちだって大して変わらないよ、と思うようなことが多い。人生の中でぶつかる難問・苦悶は、あかの他人が見たらほとんどそんなものかもしれない。
回答者の答えがまた面白い。ありとあらゆる相談に、堂々と答える先生方の自信のほどは何処から生まれるのだろうか(?)自分には出来ないな、と思う。
ま、私にとってはどうでもいいことなのである。世の中にはこんなことで死ぬほど悩む人もいるし、他人の問題にここまで言える人もいるんだ、と読み物として楽しんでいるのである。
そして自分だったら・・・見も知らない他人に向かって、こんな相談は絶対にしないだろうと思う。それなのに毎日欠かさず読んでいる。
(2023/07/14)
追って:インターネットで「読売新聞人生案内」を検索してみた。はじめは「身の上相談」という名前で読売新聞に登場したのが、1914年だという。100年以上、109年に亘って続いている人気記事だったのである。身の上相談を楽しんでいるのは私だけではないことが分かってほっとした。(2023/07/14)