近年、休日と言えばごろ寝か、テレビ。怠惰に、成り行き任せで、ただ時間を消化するという休日が常だった。余命いくらもないんだし、それはそれでいいんじゃないかと思う。一方では、余命短いんだから有意義に過ごす方が利口かもしれない、とも思う。

　先週の3連休は後者の生き方を目指してみた。珍しくも事前に計画をたて、意欲的な生き方を試みたのである。

　連休初日は生活上必須のことを計画的に消化した。朝は早く起き、早い時間に洗濯を済ませ、スーパーで買い物をし、クリーニング屋に洗濯物を出し、コンビニで通販の支払いを済ませた。午後からはグループホームに妻との面会に行った。妻は私のことも分からぬ態、自分一人の世界に入り込み、お経のように節をつけて、独り言をつぶやいていた。悲しいことに、だんだん認知度が低下しているように感じられる。

　2日目も早起きし、朝から太宰府天満宮にお参りに行った。孫と交わした約束を果たすためである。数か月前に私は、孫の来春の大学入試に向けて、合格祈願の絵馬を書き、絵馬掛けに掛けてくると約束していた。絵馬のついでに学業成就のお守りをもらい、孫に送った。無事合格を切に祈るものなり。

　3日目も早起きした。掃除の後は、自分のために来週の水彩画教室の下準備をした。デッサンを済ませておいて、苦手な色塗りの技法や理論をゆっくりと指導してもらおうという算段である。もちろんテレビの画面を見ながらではあったが・・・

　かくして意欲的に3連休を終え、今、なんだか充実した気分で休み明けを迎えている私である。

　そして思うのです・・一日が充実するか否かの最初の分かれ道は、朝起きる時間にあるのではなかろうか？・・そんなこと当たり前？・・かもしれませんね～。

　　　　　　　　　　　　　　（2023/07/18）