2023-07-24
1304)職人不足による床屋の閉店
このチェーン店のファンになった時から数えると10年どころの話ではない。黒崎や小倉にあった店を含めると、30年位はお世話になっているような気がする。ところが黒崎店も小倉店も次々に閉店し、私の行く先も折尾店に変わった。
その折尾店は9席並んだ椅子に最近は職人1人と助手のおばちゃんが1人、次々に訪れる客を捌くのにきりきり舞いしている。いずれ人手不足で行き詰まるのではないかと懸念していた。
悪い直感が的中した。昨日は店先に張り紙が出ていた。8月6日をもって閉店するという。来月は新しい理髪店を探さなければいけない。同じチェーン店もまだいくつかは残っているという話だが、便利さが伴わない。わざわざバスに乗ったり30分も歩いてまで通う気はさすがに湧いてこない。
色んな業界で人手不足が騒がれている。少子高齢化の波は小さな理髪業界の地図さえも書き換えてしまう。10年後20年後にはどんな世の中になっているのだろうか?何故かまだ出会ったことはない外国人の理髪師さん。将来は外国語なまりの言葉を話す理髪師が、後ろに立って髪を整えてくれる理髪店の風景が普通になっているかもしれない。
(2023/07/24)