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てげてげブログ
2023-07-25

1305)駅トイレ

 加齢に伴い、胃や腸が私の指令に反した行動をとることが多くなった。毎朝定時、トイレに座っても胃や腸はそしらぬ態で反応してくれない。反対に、あってはならない場面で急にお腹がぐるぐると活動し始める。一番困るのは出勤途上で我慢できなくなることだ。やむなく途中駅のトイレに駆け込んでお世話になる、という経験が幾度となくある。


 さて今日の主題は、加齢による胃腸の変化という問題ではない。お世話になっている駅トイレの変化について書こうと思っている。

 トイレにも、住まいのトイレ、工場のトイレ、デパートのトイレ、ビルのトイレと色々ある。そして駅トイレを除いては、昔からどこのトイレもある程度の清潔さを保っていた。


 昔の駅のトイレはひどかった。何処の駅トイレも汚かった。床はびしょびしょに濡れ、アンモニアの不快な匂いが鼻を突き、便器には汚物が付着して汚れていた。洗面台で手を洗うとかえって黴菌がつくような気がしたものだ。短時間で済む小用は仕方ないとしても、死んでも大きな用はたしたくないと、電車の中で身を捩りながらも我慢するのが常だった。


 ところが近年の駅トイレの変貌ぶりはどうだ。見違えるように綺麗かつ清潔になった。多目的トイレに入ろうものなら、そのゆったり感につい長居をしたくなるほどだ。あれは駅トイレだったかどうか(?)一時期、週刊誌を賑わせた某お笑い芸人の多目的トイレ事件も、こんな環境だからこそ生まれたのだろう。


 ここに至るには、清掃部門の頑張りがあったのだろう、トイレ水洗化の好影響があったのだろう、しかしそれだけではここまでの大変身は出来なかったのではないか、駅当局のトイレに対する考え方の大きな変化が、そのバックにあったのではないかと推測するのである。ともかく、有難い変化である。

             (2023/7/25)

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