2023-12-28
1403)衰
この1年で脳味噌も肉体も急激に衰えたと感じている。加齢による衰えは徐々にやって来るものではないということをこの1年で実感した。老いはなだらかな下降線を描いてやってくるかと思っていたが、実際にはある時点で急激にやってくる。目の前に突然急峻な下り坂が出現する。
脳味噌は、つい5分前に思い描いた行動計画を忘れ去る。ひょんな時にひょっこり思い出すが、時すでに遅しということが多い。脚は筋肉が強張って椅子から立ち上がるだけでえよろけそうになるし、15分歩くのも青息吐息だ。目も見えなくなった、耳も聞こえなくなった。1年前はずっと元気だったと思う。
私にとっては80の峠と称することが出来るかもしれない。80歳の声を聞いてからの「衰」が顕著だ。人によって90歳で衰が来る人も、100歳になって衰えない人も、反対に70歳で衰弱する人もいるのだろう。
ともかく私にとって今年は「衰」を強く感じた年だった。
(2023/12/28)