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てげてげブログ
2024-01-10

1408)告知

 今日はこれから昔の会社仲間の葬儀に参列する。彼女は癌に命を奪われた。年末に電話した時には元気な声だった。「もう見込がないから家に帰ってきました。医者からは正月まではもつだろうと言われています」とけろっとしていたが、その言葉通りに召されてしまった。ご冥福を祈ります。


 この年齢になると周りに癌の告知を受けた人が結構多い。水彩画の先生がそうだし、今日一緒に葬儀に行く約束をしている昔の仲間もそうだ。もっと身近にもその例はある。私の息子もそうだ。


 昔は癌に侵されたら医者も家族も本人に対してはそのことを必死になって隠していた記憶がある。多くの小説やドラマでも、症状から本人が癌じゃないかと疑い、周囲が嘘をつきとおすという筋書きが多かった。


 何故変わったのだろうか(?)

 医学界の経験の積み重ねから、嘘をつくより告知した方が結果が良いというデータでも出たのか(?)

 癌もあまり恐れることがないほどに医療が進歩したからなのか(?)

 情報が溢れる現在は隠してもどうせ隠し切れないからなのか(?)

 いずれにせよ、好ましい、良い変化には違いない。私も真実を告知して貰いたいと望んでいる。

                 (2024/01/10)

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