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てげてげブログ
2024-01-25

1418)気霜

 『寒い朝、吐くと白くなる息を「気霜(きじも)」と言う。呼気の水分が外気によって急に冷え、霜に変化した状態を表す。気霜は、私たちの一番身近な雲だと気象エッセイストの倉嶋厚さんが書いている』・・・今朝の読売新聞一面「編集手帳」から拾った文章である。


 恥ずかしながら、気霜という言葉を、齢80余に達しながらいまだ知らなかった。冬の寒い朝、身震いとともに出てくるあの白い息を、霜になぞらえるとは、昔の人はなんとも優雅だなと読みながら感心したものである。


 昨日は我が国の上空を強烈な寒気が覆い、日本海側を中心に広い範囲で大雪になった。九州でも雪が降った。その名残りで今朝も寒かった。


 今朝、家を出る時、言葉を覚えたばかりの気霜の出現に期待した。しかし残念ながら空振りだった。気霜がうまれいづるには気温の低下が十分でなかったのかもしれない。あるいは気温以外の湿度や何かの条件が不十分だったのかもしれない。次の寒い朝に期待しよう。

               (2024/01/25)

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