今朝は雨だったので、用心のために、いつもより少し早めに家を出た。折尾駅に着いたら改札口に人だかりがしている。嫌な予感がした。構内放送がなにやら知らせている。架線にビニールが引っ掛かり電車が動けずに、ダイヤが乱れているということのようだ。何はともあれ行ける駅まで行こうと、乗れる電車に乗り込んだ。車内はギューギューすし詰めだった。

　はじめの数駅は順調に走ってくれたが、途中の駅で電車は停車したまま全く動かなくなってしまった。車内放送ではビニールの撤去は終わったが、各駅々で電車が停車しているので、順次動き出すまでには時間がかかるというようなことを言っている。そのうちには架線の点検をしているので動けないという放送も混じり始めた。

　そんなこんなで3時間半を電車の中で過ごした。車内のあれこれを報告しておく。頻尿の私としては、乗り込んだ車両の目の前にトイレがあったのが幸運だった。車両のドアが開けっぱなしだったため、寒風が吹き込み寒さで震えていたが、これなどは乗務員の配慮があれば解決する問題だ。読書がすすんだというのは良いことだった。

　これまでにも、ビニールによる運行妨害事件に何度か直面したことがある。容疑者不明の誰かが、何気なく捨てたビニールが、折から吹いてきた風で舞い上がり架線に絡みつくのだろう。なんとか防止する方法がないものだろうか？　

　　　　　　　　　　　　　　（2024/02/05）