1472)ここ数日の妻の病状
(4月22日)
主治医のH先生と面談して、現在の病状と今後の見通しを聞く。概略以下の如し。
・肺炎の影は薄くなってきた。 ・熱は入院時の39.9度から37度台に下がったが、翌日にはまた39度台後半に戻った。その後は38~37度台で推移し、今日は37.2度の微熱である。 ・呼吸数は当初多かったが、その後落ち着いてきた。従って酸素の供給も、初めの酸素マスクによる多量の供給から鼻からの供給に変え、酸素量も減らしている。 ・痰の吸引は続けている。 ・認知度が進んでいるので治療の効果を掴みにくい。 ・そろそろ食事を与える予定。 ・肺炎の方は確実に改善している。 ・病状が落ち着いて時期が来たら慢性期の病院に転院してもらう。 ・万一の場合に蘇生術を施すかどうか考えておくこと。
(4月23日)
・面会に行ったら、丁度食事をさせているところだった。すり潰したのり状の食事を匙で食べさせていた。さじが唇に触れると吸い込むという感じの食べ方だった。今は昼だけ与えているとのことだった。 ・体温は36.7度まで下がった。 ・鼻に装着されていた酸素供給のためのチューブがなくなっていた。 ・点滴注射の中に抗生薬は入れず、栄養分だけになったそうだ。 ・担当の看護師の言うには「着実にいい方向にすすんでいます。これから予想外の何かが起きないといいですね」ということだ。 ・眼は閉じたり開いたりしていたが、医師や看護婦や私の顔を見ても何の反応もしないで、理解できない独り言をしきりに喋っていた。認知度は入院で進行したのかもしれない。
(4月24日)
ぐっすり眠っていた。声を掛けても軽く揺すっても起きなかった。担当看護師に様子を聞いて帰る。顔色は元気そうだった。
・熱は36度台から37度台の間を行ったり来たりで、安定しない。
・痰が多くしかも粘っこいのでよくむせている。
・1日1食の食事は、規定量の5割から6割とれている。様子を見ながら量を増やしてゆく。
(2024/04/24)