今朝の読売新聞に、今年2月の早稲田大学入試で、試験時間中に電子機器を使って問題を外部に流出させ、不正に回答を得た学生が、偽計業務妨害容疑で書類送検されたという記事が載っていた。

　もろもろの事件をおさえて、なんと1面トップ記事である。

　記事を読んでもメカ音痴の私にはよく理解出来ないので、そのまま転記する。「カメラ・通信機能があるスマートグラスを使い、試験問題用紙を撮影、画像を無線通信で手元のスマホに転送した上、X（旧ツイッター）で外部に送信して流出させ、早大の入試業務を妨害した疑いが持たれている。」「スマートグラスは眼鏡のように装着する市販の電子機器で、撮影の他映像視聴、スマホと連動した通話機能などを備えた製品もある。」

　電子機器はどんどん小型化し、性能が向上している。年寄りにはついてゆけない世界である。一方で、これを使いこなせる人達にとっては、便利この上ないものになってゆくのだろう。さらには入試不正に限らず、従来考えられなかったような巧妙な犯罪手口も誕生してゆくのかもしれない。

　それにしても、この高校生、電子機器を使いこなしている能力を、もっとまともなことに使ったらよかったのに、と思うのだが。

　　　　　　　　　　　　　　　（2024/05/15）