街中で見る若者のお洒落には時代とともに変化があるようだ。私が感じた、近頃の若者のお洒落について触れてみる。どうでもいいことではある。

　最初は、男のお洒落と女のお洒落との境界についてである。最近、その境界が低くなってきたと感じる。男か女か見分けがつかないようなお洒落が増えてきたということである。男も化粧をし、髪を染め、ピアスを付け、服装も見分けがつき難い服を着ていると思う。逆に男っぽい装いをした女も多い。

　お洒落の中味に関しては3つの特徴が目に付く。まず髪の色。昔は茶髪の子とか言われても、おとなしい色だったような気がする。今は金髪、銀髪、紫系等々、ありとあらゆる色があるようだ。一部だけ染める部分染も目にする。中心部分が黒で表面は金髪とか、その反対とかいうのもよく目にする。とにかく良く目立つ。

　次にピアス。昔は両耳に一つずつひっそり付けていたような気がする。最近は両耳には5個も6個も、そして唇にも複数個、ついでに鼻にも。唇にあんなものが付いていたら、食べる時に邪魔にならないのだろうか、と思う。そうそう、おへその周りにきらきら光るピアスを付けている子を見たこともある。どんな方法でお腹に固定するのだろう（？）

　最後に入れ墨。腕や脚や首に綺麗な入れ墨をした女性を時々見かけるようになった。お腹や背中に入れて、それが見えるように短い服を着用した女性に出会ったこともある。その筋の人を連想する入れ墨と言わずに、今時はカッコよく「タトゥー」と言うらしい。

　ダイバーシティー、多様性、人それぞれ。そんな時代にあって、他人が外からその是非や感想などを述べるのは野暮というものだろう。

　　　　　　　　　　　　　　（2024/07/02）