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てげてげブログ
2025-06-05

2020)合計特殊出生率

 朝刊一面のトップ記事だからどうしても目に付く。

 記事の見出しは『出生数初の70万人割れ 少子化加速 出生率最低1.15 昨年』 

 リードもそのまま転記する。『厚生労働省は4日、2024年の人口動態統計(概数)を発表した。昨年1年間に国内で生まれた日本人の子どもの数(出生数)は68万6061人で、1899年の統計開始以降、初めて70万人を下回った。前年から4万1227人減少し、9年連続で過去最少を更新した。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」も過去最低の1.15で、前年より0.05ポイント低下した。』


 少子化対策は、国家もどこの自治体も大きな課題として懸命に取り組んでいる。そして現金給付や教育無償化など、様々な対策を打ち出しながら事態を食い止められずにいる。

 そもそもこの問題は、手当や無償化等の金銭的な対策では解決しないような気がする。子育てよりも社会参加の方に魅力がある、そんな世の中になってしまった。魅力のある方に人が流れるのは止めようがないのかもしれないとも思う。


 私の若い頃、女性は結婚と同時に退職して家庭に入るものと決まっていた。遅くとも妊娠したら辞めていた。退職金規程に、結婚退職加算金とか出産退職加算金という制度があり、その時期の退職を促していた時代のことである。社会参加の魅力など考えられもしなかった。その時代には、何の対策をとらずとも、合計特殊出生率も軽く2を超えていたのだろうと思う。


 これから日本人の数は年々減少する。国の態を維持するためには外国人に頼らざるをえない。多産系の東南アジアやアフリカの人種が多数を占めることになるだろう。将来、日本はどんな社会になっているのだろうか?

               (2025/06/05)


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