長年にわたってワーファリンという血液サラサラの薬を服用してきた。若い頃、心房細動という不整脈の症状をしょっちゅう発症していた。何故だか分からないが、突然めちゃくちゃな心臓の鼓動が発生して、何回も病院に駆け込んだ。

　詳しいことは知らないが、心房細動で死ぬことはないと聞いていた。ただ不規則な心臓の鼓動によって血の塊ができ、それが脳や心臓に運ばれて、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいのだと理解している。正しい理解かどうか分からない。

　先日の診察で、主治医から「最近、心電図も正常だし、ワーファリンをやめてみようか？」という話が持ちかけられた。長年服用してきた薬を止めることに不安がないではなかったが、主治医に同意した。そんな判断の根っこには「この歳だし」というのがあったのは間違いない。

　ワーファリンを止めてから数日が経つ。そしてまだ無事に過ごしている。「なにかおかしいことがあったら、すぐに言ってこい。」という主治医の心配が杞憂に終わって欲しいものだ。

　　　　　　　　　　　　　　（2025/06/25）