2009-03-25
48)WBC連覇 2009.3.25
韓国との5度目の対戦。今大会における最終決戦。途中経過は何回か耳に入ってきました。結果はわかっていました。おかげで昨夜は落ち着いてテレビを見ることができました。何回もチャンスをのがし、そして土壇場の9回には同点に追いつかれて延長戦に突入。延長10回、2死からのチャンス、最高の見せ場でイチローが登場、不振にあえいでいたイチローが決勝点を叩きだし、最後はダルビッシュが締めてゲームセット。実況放送を見ていたテレビ桟敷席の観衆には、はらはらし通しの試合だったと思いますが、ゲームとしては最高の展開だったのではないでしょうか。
それにしても韓国は強くなったものだと思います。10年前か20年前か、記憶が定かでないものの、それほど昔のことではなかったような気がします-----韓国にプロ野球が誕生した当時、日本のプロ野球で戦力外になった落ち目の選手が韓国に渡って活躍していた記憶があります。新浦投手とか、地元東筑高校出身の檜山投手とかの名前をかすかに覚えています。そんなことがあってなんとなく韓国野球を格下に見ていました。それが日本とまったく互角の試合をするまでに成長していたことに驚きました。
アメリカから見ると日本が同じようなものかもしれません。私が子供の頃、シーズンオフにアメリカ大リーグ野球団が時々日本にやってきました。観光旅行目的半分、奥さん同伴で京都観光などしながら、試合では日本の選抜チームを赤子の手を捻るようにこてんぱんにやっつけて帰っていったような記憶が残っています。その幼時のすりこみがあるから、野茂投手が大リーグに挑戦すると聞いた時、とても通用するはずもないのに-----と思ったものでした。しかしあの頃から日本野球の実力も上がっていたんですね。
WBCを通じて、いつまでも過去の記憶や印象に囚われがちな自分に気付くことが出来ました。
次回WBCは4年後とか。日本と韓国、アジア大会みたいになった今大会。誇り高きアメリカが 「もう、やーめた」 と言い出す可能性はないのでしょうか。