2009-03-03
42)研修 09.3.3
この歳になって、必死になって何をそんなに勉強してるのか、自分でも不思議な気がしています。中身はカウンセリングです。
社団法人日本産業カウンセラー協会は4月から10月までの長丁場、全国一斉に「産業カウンセラー養成講座」を開きます。九州支部だけでも、域内各県で教室を開き、300名からの受講生が集まります。理論の講義も勿論ありますが、この講座の特徴は数多くの面接実習が織り込まれていることです。カウンセリングに必要な傾聴の訓練です。数名のグループに分かれて、お互いにカウンセラーになったり、クライエントになったり、観察者になったりしながらカウンセリングの心や技法を学んでゆきます。
今回の一連の研修は、その養成講座で面接実習の指導をする、「実技指導者」になるための訓練です。一昨年、40日余におよんだ協会本部主催の「実技指導者育成講座」を終了し、昨年1年間はインターンとして先輩指導者の横について実際の指導ぶりを見学しました。そしていよいよスタート前の最後の訓練なのです。私自身は、早速4月から受講者の指導をする自信は全くありません。さらに教えるとか指導するということ、それ自体に強い苦手意識があります。さあ、どうなるのか-----、まあ、なんとかなるのか-----。
九州支部から育成講座を一緒に受けた12人の同期生は、お互いに励まし合いながら、一人の落伍者もなくここまできました。私ははじめから実技指導者になりたいという気持ちがあった訳ではありません。なんとなく成り行きで受講した、動機の面で極めて弱い受講生でした。ただ12人の輪の中にいることが心地よくてここまでついて来たように思います。彼らとこれからも仲間であり続けるためには好き嫌いを抜きにして、いやでも実技指導を続けなければならないとも思っています。また、養成講座が開催されるのが日曜日であるのは救いです。会社の業務に迷惑をかけることはないだろうと思います。