2009-06-15
69)しつこいようですが 2009.6.15
ゴタゴタが続いたあと、最後はあれよあれよという間に、鳩山総務相が辞めてしまいました。一方の西川社長は平気な顔で留任していらっしゃいます。これで一件落着とは腑に落ちないのです。
そもそもの原因は西川社長の方にあったはずでした。日本郵政に「かんぽの宿」売却問題をはじめ、幾つかの問題が発生しました。社長として責任をとるべきだとして、人事権のある鳩山総務相は西山さんの留任を認めないと言っていました。それなのに鳩山さんが辞めて、西山さんはのうのうとしている。
この間には、問題の本質を離れて、郵政民営化を後退させるのか、といった筋違いの議論をしている政治家もいました。どんな力関係でこんな結果になったのか知りませんが、こんなことでいいんでしょうか。政治とはそんなにも軽いものなんでしょうか。
鳩山さんは日本郵政の社長人事について、内閣を混乱させ、自分のクビをかけてまで、最後までどうしてそんなにこだわったのでしょうか。天下国家にとってそんなにも重要なことだったんでしょうか。
西川さんはどうして国中を混乱させてまで、どうして今の職にしがみつきたかったのでしょうか。
麻生総理は問題が紛糾するまで模様眺めを続けたあげく、最後にはどうして盟友鳩山さんを切り捨てたのでしょうか。
なんだかすっきりしないゴタゴタ劇でした。