毎日バスと電車を乗り継いで通勤しています。バスも電車も20分程度、健康のためには立ってもいい位の時間ですが、寄る年波、出来れば座りたい私です。
　　今朝、何時ものようにバスに乗り込みました。空席はありませんでしたが、女子高生が鞄を座らせている座席がパラパラと5～6個見当たりました。乗り口から一番手前の女子高生に「かけさせてもらえませんか」と声をかけました。聞こえぬ風でしたので、「すみません、鞄をどけてもらえませんか」と再度頼みました。恐い顔で睨まれました。彼女の手はノロノロと鞄に触れました。しかし一向に自分の膝に鞄を抱く気配ではありませんでした。諦めるかなあ、と私も弱気になりました。
　　その様子を見ていたのでしょう、二つ後ろの女子高生が鞄を膝に引き取って隣の席を空けてくれました。お礼を言ってその席に座らせてもらいました。
　　途中から乗ってきた乗客でバスの中は満員になりました。立っている乗客が沢山います。そんな状況は見て見ぬふり、横に年配の乗客を立たせたまま、最後まで隣の座席に鞄を座らせたままの女子高生が3人ほどおりました。
　　電車よりもバスの中で、こういう風景によく出会います。男子高校生よりも女子高校生の方が多いようです。近頃は女子高生の真似をしてか、中年女性にもこういうお方が増えたように思います。
　　満員の乗物で、出来るだけ多くの人に座ってもらおうという気持ちは誰に教えられなくても自然に湧いてくるものだと思うのですが------。今の時代、自然にそれが育たないのなら、高校の先生方、すみませんが、英語や数学を教える前に、最低限のマナーだけは教えてくれませんか。