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てげてげブログ
2009-11-02

101)産業カウンセラー 2009.11.2

  昨日、日曜日は「産業カウンセラー養成講座」北九州教室の最終日だった。4月初めから7ヶ月間にわたるロングラン講座である。中身は48時間の理論編と81時間の面接実習編、そして40時間の在宅課題編で構成されている。この間、22日間の日曜日を潰さなければならない。在宅課題を消化するのも結構な負荷になる。終了証を手にするには厳しい出席率の関門もある。受講生も大変だが、それを支えてくれる家族も大変だ。見事終了証を手にした54名の受講生に心からおめでとうを言いたい。ご苦労さんでした。この上は年明けに行われる学科試験と実技試験に一人でも多くの人が合格してくれることを願っている。

  私ごとになるが、今年初めてその面接実習の実技指導者として係わった。ひょんなきっかけから協会本部主催の「実技指導者育成講座」に紛れ込んでしまったのがそもそもの始まりだった。ここで1年間鍛えられ、次いで1年間のインターン研修を経て、今年は一人立ち(?)したという次第。
  昔から教えるとか、指導するということに対して強烈な苦手意識を持つ私にとって、この7ヶ月間は大変な難行苦行だったことを正直に告白したい。どうしてこんな事に係わり始めたのかと自らを責め、途中で辞めようと思ったことも一度や二度ではなかった。周囲のみなさんに迷惑をかけてはいけないという思いがそれを思い止まらせた。先輩指導者達が、毎回事前に勉強会を開いて、指導方法について細かい所まで親切に教えてくれたのも、なんとか踏みとどまれた大きな要因だった。
  終ってみればいい経験をさせてもらったと思う。あれほど強烈だった教えること、指導することに対する苦手意識もいくらか薄れたような気がする。「教えるためには教える者が完璧でなければならない」という意識が強すぎたのかもしれない。何にでもてげてげ主義の私としたことが、である。
  さて自分はそれでいいとして、受講生にとって私の指導はいくらか役に立ったのだろうか、それを考えるとまた不安になってくる、私でもある。

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