日曜日のテレビドラマ「坂の上の雲」がまことに面白い。
　　明治初期の風景・風俗を忠実に再現したセットや衣装（と言っても私が当時を知る訳もない。多分そんなものだったのではと想像させる迫力がある）、著名・豪華な出演陣、大勢のエキストラ、どれをとっても相当にお金がかかっているだろうなあと思わざるをえない。金をかけて、時間をかけて作ったドラマはやはり見応えがある。
　　第1回から第3回までテレビに釘付けになってなって見た。ドラマ自体に何の注文がある訳ではない。欲を言えば-----ということで、ごく個人的なつぶやきを二つほど。
　　まず、今年は第5回までで打ち切り、第6回目からは来年の12月、そして再来年の12月にもと、3年がかりでとんび、とんびに放映されると聞いた。私のこの認知症気味の脳みそでは、今年のあらすじを来年まで記憶しておくことはとても出来ないだろうと恐れている。
　　つぎに、コマーシャルの入らない90分の長さについて。トイレ間隔の短くなった老人には、途中でトイレにも立てない90分間は-----恥ずかしながら、かなりの苦行である。