10年ほども前になるだろうか。「３Ｋ」という言葉が流行った。３Ｋ職場、３Ｋ労働というようにも使われた。３Ｋは「きつい」「汚い」「危険」の頭文字をとったもので、勤務や労働条件の厳しい職業ということで、バブル期の若者に敬遠された。

　　最近、民主党政権が抱えた難問を「３Ｋ」で表現するらしい。この場合の３Ｋは「基地」「経済」「献金」を意味するのだという。「基地」は言わずと知れた米軍普天間飛行場の移設問題、「経済」は現下の不況に対する経済対策、「献金」は鳩山首相の偽装献金疑惑、いずれも民主党政権にとっては簡単にはゆかない難問揃いである。なかなかにいいネーミングだなあと感心している。

　　それにしても連立を組んだ、社民党の福島党首や国民新党の亀井党首の目立つこと、目立つこと。どちらも国会議員数人の弱小政党だが、大政党の民主党を思うが侭に引きずり回している。二人ともテレビ画面への露出度も高く、何があっても自党の言い分を主張し続けるから、３Ｋ問題だってなかなか片付かない。
　　この両政党、議員数が少ないばかりか、先般の衆院選挙では国民の支持を受けられずに数を減らしたんじゃなかったっけ（？）あんなに大きな顔させて、あんなに我侭一杯に振舞うことを許してていいのかなあ-----。