昨日帰宅したら、郵便受けの中に封書が届いていました。差出人は「社団法人日本産業カウンセラー協会」、そろそろ来る頃であることは分かっていました。急いで開けてみました。シニア産業カウンセラー試験の結果通知、合格通知書でした。
　　シニア産業カウンセラー試験は、08年度の合格者が全国で81名、合格率23.9％と結構難しい試験です。学科試験と実技試験とで成り立っています。片方だけパスした場合には、2年間はそれが有効なので、2年以内にもう片方の試験にパスしなければなりません。

　　私の場合は2年越しの合格ということになりました。08年度の試験では残念ながら学科のみ合格でした。昨年12月初めに実施された09年度試験で残った実技試験を受験しました。そして今回の合格通知書に辿り着いたということです。
　　67歳、記憶力の減退との戦いでした。苦労しました。覚える端から忘れました。さらにまた覚えました。同じ参考書を何回も読みました。左のページから読み進んで、右のページが終る頃には、左のページに何が書いてあったのか忘れていました。それでもこうして合格できました。誰かが言っていた「自分を誉めてあげたい」というところでしょうか。

　　しかしシニアに合格したからといって、何が変わる訳でもありません。急に何かが出来るようになる訳でもありません。私にとっては、カウンセリングという高山の、ようやく山裾に辿り着いたというイメージでしかありません。これを機に、気持ちを新たにして、もう少し登り続けたいと思います。昨日の合格通知書が、そのための刺激剤になったことだけは間違いありません。