4月に入ったらすぐに2010年度の「産業カウンセラー養成講座」が始まる。
　　私がこの講座を受講したのは2004年度だった。60歳も過ぎていた。定年後の呆け防止とあわせて社会参加への手立てにならないかと考えたからだった。

　　以来6年が経過した。最近、この世界には終わりがないのだな、とつくづく感じている。いくら勉強してもきりがないというか、さらに高い目標が待っている。山を一つ登ったら、その先にまた山が見えてくる。きつくはあるけれど、私の当初の目的にはピッタンコと言えるかもしれない。
　　登る山はいくつでもある。しかしいっぺんには登れない。当面は養成講座の実技指導力を養うことに主眼を置くことにしている。

　　直前の3連休のうちの2日間は研修会で埋まった。4月からの講座開講に備えての、実技指導者研修である。2月にも同じ趣旨で2日間の研修がある。3月以降も毎月1日の研修会が予告された。レベルアップの為である。

　　昨夜は北九州地区の指導者達の自主勉強会があった。仕事帰りに参集して、疲れも見せずに勉強し、「ああしたらいい」「こうしたらどうか」と議論が続いた。みんな熱心である。雪も降っているし早めに終ろうや、という最初の申し合わせもものかは、予定の21時を過ぎても誰も席を立とうとはしなかった。

　　仲間に引き摺られ、背を押され、私も今は後ろからなんとか就いていっている。まだ老け込むわけにはいかない。何年やれるか分からないが、出来るところまで就いていきたいと思っている。