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てげてげブログ
2010-02-09

137)数独 2010.2.9

  「数独」というパズルがある。ナンバープレイス(ナンプレ)とも呼ぶ。タテ・ヨコ、9×9の81個ある枡の中に1から9までの数字を埋めてゆくパズルである。あらかじめ幾つかの数字が入っており、これによって難易度が変わってくる。日本人が考案したパズルで、世界中に拡がっていると聞いた。通勤電車の中で、鉛筆片手に頭を捻っている乗客を見かけるから、結構ファンが多いのだろう。

  私がやっている訳ではない。パズルは私の好みではない。妻がこれに嵌っているのである。私がチビチビと晩酌を続けている傍らで、早々に食事を済ませた妻が、何色かの鉛筆を片手に懸命に数独に取り組んでいる。晩酌を急かされない分、私には好都合である。
  「毎日新聞」の夕刊に載っている数独問題を解き始めたのが事の始まりだった。だんだん上達したか、初級は物足りないと言い始めた。中級と名うった問題が妻には手頃らしい。

  (年の初めから購読する新聞が毎日から朝日に変わった。我が家は2~3年毎に新聞が変わる。この辺の事情は妻の専権事項なので、どうしてなのかは知らない。どうであれ、それは今日の本題ではない。)

  朝日新聞に変わって、夕刊に数独が載らなくなった。必然的に妻の毎晩の楽しみがなくなった訳である。退屈気な妻の顔を見ていたら、何だか可哀そうになってきた。本屋を覗いてみたら、数独コーナーが設けてあって、何種類もの数独の本が並んでいた。
  中級モノと上級モノを一冊ずつ見繕って、妻にプレゼントした。一月足らず前のことである。予想しないではなかったが、すっかり嵌ってしまった。一つ終ると次から次へ、際限がない。しまいには壁や天井に桝目が見えると言い出した。これはどうなることかと心配したが、最近は自制心を働かせて、一日に二つとか、三つとか決めているらしい。
  ほっと一安心したところで、そろそろ次の数独本をプレゼントしないと、残りの問題も少なくなってきたようである。 

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