2010-03-19
147)5番ホーム 2010.3.19
出社時に毎日乗車する折尾駅の5番ホーム-----今朝も見た、昨日も見た、毎日見る光景です。いつも同じ駅員さんの姿です。張りのある声で、迎えそして見送ってくれます。口調も毎日同じです。正確には覚えておりませんが、その口調を再現してみたいと思うのです。
折尾駅は昔ながらの急な階段を上ってホームに出ます。その駅員さんは階段の上に立って私達乗客を出迎えてくれます。
「おはようございます。いらっしゃいませ。乗車口には列が出来ております。列の後ろに並んでお待ち下さい。ホームの中ほどより後ろの車輌が比較的空いております。」
次の列車が来るまでの空いた時間にもじっとしていません。柱の後ろに目立たないように収納してある“ほーき”と“ちりとり”を抱えて、ホーム上のチリをこまごまと集めて回ります。
それでも列車が入ってくる時間前には何処からともなくさっと現れて、赤い小旗を持ち、先頭車両のところに立って列車を出迎えます。
「まもなく列車が入ってまいります。お気をつけください。列車が着きましたら、降りる人が済んでから順番に乗車し、車輌の中ほどまでお進みください。」
「行っていらっしゃいませ。」
かくして私は駅員さんの丁寧な見送りをうけながら、毎日気持ちよく出勤しているというわけです。まことにつまらぬ話でお茶を濁してしまいました。ごめんなさい!!