2010-03-23
148)テレビコマーシャル 2010.3.23
やたらに目に付くのが、サプリメントのコマーシャルだ。身体に不足しがちな〇〇サンとか、〇〇ゲンとやらを大量に含む-----といった効能を唱えて、色んな会社が色んなサプリメントを売り出している。見ているとあれも必要だ、これも必要だという気分にさせられる。それにしてもあれだけのコマーシャルを流す宣伝費だけでも馬鹿にはなるまい、原価の殆どを宣伝費が占めるのかもしれない-----と思ったりする。
歳をとると身体にはどうしてもガタがくる。うまい宣伝に引かれてサプリメントを飲み始める。色んなところにガタがくるから、色んなサプリメントを飲む。しまいには食事の代わりに腹一杯サプリメントを飲む-----ということになりそうな気がして、コマーシャルの誘惑にも拘わらず、まだサプリメントには手を出していない。
弁護士事務所のコマーシャルも最近目立ち始めた。東京では電車の中の広告でもよく見かける。昔は弁護士事務所の広告など見た記憶がないので異な感じがする。弁護士さんはどっしり机に座って依頼者を待つ職業だと思っていたが、最近はお客を呼び込む商売に変わったのだろうか。近年、司法試験の合格者を急増させて法曹人口を増やす政策がとられているが、その影響で、弁護士さんも競争が激化しているのかもしれない。
宣伝している中身は殆どがサラキン関係だ。多重債務者を救済してあげます、払い過ぎた利息を取り戻してあげます-----云々。
これらの弁護士事務所がサラキン被害の次に狙っている獲物は、企業に対する無償残業代請求らしいという話を耳にした。
もう一つ。パチンコ関連のコマーシャルも最近はテレビの中で幅を利かせている。少し前まではパチンコのコマーシャルを見た記憶がない。なんだか日陰の存在だったパチンコが堂々と日なたに出てきたという印象だ。
時代の変化とともに、テレビコマーシャルのスポンサーが変化するのも当たり前なのだろう。