2010-05-21
169)誕生日 2010.5.21
私が社会に出た当時、40数年前のことになりますが、たいていの会社は定年が55歳でした。その頃、定年で退職される先輩達がとても老人だったという印象があります。自分が若かったから、周囲が老人に見えたのか、それとも当時のその年代の人達が実際に老けていたのかはわかりませんが、ともかく老けていらっしゃったという印象が鮮烈です。そればかりか、定年後ほどなくして亡くなるかたも少なくなかったように記憶しています。
私自身は、当時の定年を13年も過ぎました。そしてまだ会社に出ています。社外の活動にも精を出しています。日頃あまり老いを意識することもなく過ごしています。たいして健康でもなかった私が、いまだにこんな生活を続けていられるのは、医療の進歩をはじめ、長寿社会が授けてくれた恩恵なのだろうと感謝しています。
誕生日を迎えて、もう少し、まあ、75歳くらいまでは、このまんまの生活を続けられたらいいなあ、とぼんやり考えています。もっとも、周囲の人達に老害をふりまくようになったら、これはもういけません。それを自分で見極める判断力だけは失いたくないと思っています。