2010-05-12
166)参院選候補者 2010.5.12
民主党から谷亮子(やわらちゃん、柔道)、池谷幸雄(体操)、長束智広(競輪)
自民党から神取忍(現職、女子プロレスラー)、堀内恒男(プロ野球)、石井浩郎(プロ野球)
国民新党から西村修(プロレスラー)
そして新党のたちあがれ日本ですらも中畑清(プロ野球)
この他にいつものように、タレントやアナウンサーが何人か出馬するのだろう。
この人達が、今まで民主党や自民党の活動をしたことがあるのを知らない。考え方だって党の方針と合致するのかどうかを知らない。どれほどの政治的見識をもっているのかを知らない。
知名度の高い候補者をたてて、浮動票をかっさらい、その余禄で党の議席を増やす。当選した暁には、有名人も将棋の「歩」、単なる議席の一つに過ぎず、邪魔にはならない。選挙戦術としてはそれでいいのかもしれない。
しかしその底に、有名人(候補者)を票集めの道具と見做し、選挙民をだまし易い愚民と見做している、そんなプロ政治家の、ヒトを馬鹿にした思惑を感ずるのである。
やわらちゃんに至っては、現役を続け、ロンドンオリンピックで金メダルを目指すのだという。毎日の激しい練習も欠かせないことだろう。国会議員とはオリンピックを目指す柔道選手が片手間にできるような、そんなにも楽な仕事なのか。
今までにも書いた。何度でも言いたい。つまらぬ議員を増やすくらいなら、国会議員の定数を半分にしてもらいたい。国会議員が自らの身を削らずして、公務員改革も何も出来るはずがない。
それにタレントやスポーツ選手の溜まり場みたいな、比例区なんか廃止してしまったらどうか。