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てげてげブログ
2010-11-02

222)尖閣諸島、北方領土、竹島

  尖閣諸島をめぐり、中国の恫喝に屈した民主党政権は、国民のプライドをズタズタにし、惨めな思いを植えつけた。こういう政府の姿勢が続く限り、歴史も根拠も関係なしで取ったもん勝ちの中国に、尖閣諸島はいずれ奪い取られそうな気がする。

  まさにその混乱の最中に、ロシアのメドベージェフ大統領が日本の牽制を無視して北方領土、国後島を訪れた。戦後のどさくさに紛れて不法に占拠し、居住する日本人を追い出してから既に60数年。国後島にはすでに数千人、1万人に近いロシア人が生活し、それを支える産業がある。そんな島を日本領に戻すことが、現実問題としてはたして出来るのだろうか。

  この二つに比べて今はあまり騒がれていないが、島根県沖にある竹島。韓国が警備隊を駐屯させ、灯台やヘリポートを作り、実効支配を続けている。これも取ったもん勝ちになるのではないか。

  尖閣諸島も、北方領土も、竹島も、いずれも日本固有の領土だという歴史上の確固とした証拠が色々あるという。しかしそんなことは政府も広報しないし、マスコミも報道しない。だから国民は詳しいことを知らない。そして生まれた国民の無関心に加えて、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して(憲法前文)」、争いごとを避け、ことなかれ主義で過ごしてきた日本政府のあり方が、取ったもん勝ちの国際社会では通用しなかった、そして今、これら全ての領土とその資源を失う寸前にまできているのではないか、と思えるのである。(2010.11.02)

  

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