3ヶ月前にキャンベラ（オーストラリア）に赴任した息子の家族から時々電話がある。その折々で色々と珍しい話を聞くことが出来る。
　　先日は2人の孫が通う学校のことが話題になった。キャンベラには日本人学校がないため、現地の学校に編入することになるが、その前段階として今は英語の学校に通っているのである。色々な人種の子供がいるそうだが、孫達の仲良しは、やはり東洋系の子供が多いらしい。

　　その中に同年代の韓国人の兄弟（姉妹？兄妹？姉弟？）がいるそうだ。ところが兄弟の両親は韓国に住んでいて、英語や国際性を身につけさせるために、幼い子供だけをオーストラリアに留学させているのだという。この兄弟だけでなく、韓国人のそんな子供が結構いて、そのための世話をする下宿もあるという。

　　韓国人の目はそれだけ海外に向いているということだろう、韓国経済の活力はそんなところに源があるのかもしれない・・・・・近年、日本の企業では、若い社員の内向き志向が強くて、海外に勤務したがらないという話を聞くにつけ、そんな思いを強くした。（2010.12.06）