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てげてげブログ
2011-06-01

296)錦龍のちゃんぽん

  数日前の、たしか土曜版か日曜版だったと思うが、朝日新聞に小倉室町の紹介が載っていた。室町というのは西小倉駅の近辺である。イラスト入りの地図付きの、かなり大きな記事だった。切り抜いておこうと思いながらそのままになってしまった。
  記事によると、昔の小倉駅はあの辺にあったらしい。それが現在の場所に移り、周辺のお店もほとんど駅について移っていったんだとか。しかし現在地にそのまま残ったお店もあって、昔のまんまの懐かしい町並みを保っているという。

  そんなお店の一つとして「錦龍」というちゃんぽん屋さんが紹介されていた。室町に来て、錦龍のちゃんぽんを食べんことには室町を知ったことにならん、というばかりの紹介だったように記憶している。こりゃー食べてみなくっちゃ、と、その一つのことだけが強く記憶に残った。

  今日の昼休み、天気もいいし、散歩かたがた錦龍を目指すことにした。頼りは頭の中に残っていた地図だったが、比較的簡単に見つかった。綺麗とは言えない、古い店だった。カウンターが10席あまり、畳にテーブル席が10人分くらい、あまり大きな店でもない。お客は次から次に多かった。他にもメニューは色々あったが、注文したのは勿論ちゃんぽん。
  出てきたちゃんぽんは、驚くなかれ、直径が40センチはあろうかという超特大のどんぶりの中。そのどんぶりにきゃべつを主体にした野菜がたっぷり、汁もたっぷり、麺はもちもち、とにかくボリューム満点。味はさっぱりとして美味しかった。

  汁もあらかた飲み干して、満腹したお腹を抱え、満足して帰ってきた。片道15分、往復で30分と、注文して食べ終わるまでが15分、合計45分。当社の昼休み時間45分にきりきりセーフのグルメ行脚だった。(2011.06.01)

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