今朝の産経新聞の記事です。固有名詞を除いて、そのまんま引用します。

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　　〇〇署は29日、コンビニ店で食品を奪ったとして、強盗の現行犯で△△市の無職、▲▲容疑者（63）を逮捕した。同署によると「刑務所を出たばかりだが、体力、気力もなく、（刑務所に）戻りたかった」などど供述しているという。

　　逮捕容疑は29日午前4時50分ごろ、〇〇市のコンビニ店に買い物客を装って入店し、レジカウンター付近で男性店員（33）にカッターナイフ（刃渡り約5センチ）を突きつけ、「強盗だ」などと脅したうえ、おにぎりとお茶の2点（計246円相当）を奪った疑い。

　　▲▲容疑者は4月末まで▽▽県内の拘置所にいた。所持金はわずか30円しかなく、男性店員を脅す際にわざわざ「警察を呼べ」などと告知していた。

　　〇〇署によると、捜査関係者は、自ら刑務所に戻ることを目的にした犯行を「飯食い（めしくい）」と呼んでいるが、同容疑者はちゃんと罪が重くなるように、店から逃亡し、約200メートル離れた路上で駆け付けた警察官に捕まっていた。
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　　窃盗より強盗のほうが罪が重いというのは世の常識だろうと思います。この記事によると犯行現場から逃亡したら、現場で捕まるよりもさらに罪が重くなるようです。
　　たった246円の商品を盗む・・・刃渡り5センチしかない小さなカッターナイフを突きつけて窃盗犯ではなくて強盗犯になる・・・店員にわざわざ「警察を呼べ」と命じる・・・犯行現場から200メートル離れて捕まるのを待つ。
　　なんだか笑える強盗犯です。知恵者でもあるようです。こんな容疑者を警察はどのように扱うのでしょうか。「飯食い」を目的にした容疑者の希望どおり拘置所に戻してやるのでしょうか。癪に障るからといって、まさか無罪放免することはないと思いますが・・・。（2011.05.30）