2012-01-20
363) マニフェスト
そっくりそのまま転記する。
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「書いてあることは命がけで実行する。書いていないことはやらない。これがルールです」。野田佳彦首相が2009年8月の衆院選で、民主党のマニフェスト(政権公約)を取りあげた街頭演説の映像が動画配信サイト「ユーチューブ」で話題を呼んでいる。
首相は当時、党幹事長代理。自公政権がマニフェストに明記していなかった後期高齢者医療制度を発足させたことを挙げて、「書いてあったことは何もやらないで、書いていないことは平気でやる。マニフェストを語る資格がない」と批判していた。
首相は今月初旬、消費増税の与野党協議に応じない野党側の姿勢を「マニフェストに書いていないことをやるのはけしからんと言われたら、何もできない」と批判したばかりで、整合性を問われそうだ。
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その場その場で自分に都合のよいことを言う、場当たり的発言、政治家の言葉の無責任さに感じ入った。鳩山さんや菅さんならそれもありかなという気もする。しかしあの誠実そのものという雰囲気をかもす野田首相にしてしかりとは・・・。
昔は選挙公約という言葉を使った。選挙公約は選挙の時だけ、選挙が終われば忘れられた。国民は公約が守られるなどと思いもしなかった。
いつの頃からか、マニフェストという言葉が使われだした。工程表などというものもくっつけてあたかもそれが実現するような幻想を国民に与えた。
しかし民主党政権はその幻想を見事に打ち砕いてくれた。子供手当、高速無料化を始め、マニフェストに掲げた約束は殆ど実現出来ていない。そしてやらないと言っていた消費税増税。
言葉は悪いが、民主党は詐欺で政権をとったようなものではないかと思う。早く解散して民意を問うべきであろう。(2012.01.20)